皆さん、今「変わりたいこと」や「挑戦したいこと」はありますか?
「よし、やるぞ!」と決意したことはどのくらいありますか?
その中で「ずっと続けていること」、あるいは「途中で諦めてしまったこと」は…?
前回のブログでは、一歩を踏み出すために、まず「決めること」が最初に必要というお話をしました。
例として、母がカナダに来たエピソードを紹介しましたが、今回はもっと長期的な目標についてお話したいと思います。
例えば「間食をやめたい」「もっと運動したい」といった継続が必要な目標は、達成するまでが簡単ではありませんよね。
私自身も、自身の過去の失敗経験と、どうして「できる人」と「できない人」がいるのか、自分なりに振り返ってみました。
そして気づいたのは、
目標が叶うかどうかを分けるキーは「目標の価値」にあるということです。
価値を知るのに重要な質問は「なぜ」です。
「痩せたい」という目標が続かなかった理由
以前の私は、「痩せたいな」と漠然と思うことはあっても、その理由が弱かったんです。
例えば「痩せたら自信が持てるかな」「願わくばモテたい」とか(笑)、これじゃ理由が浅い浅い!
でも今回、「痩せたい」から「健康を大切にしたい!」という目標に変わった途端、
食事改善もジム通いも自然と続けられるようになったんです。
きっかけは、自己免疫疾患の診断や過去のトラウマに向き合ったことでした。
「もう自分をこれ以上傷つけたくない。これからは自分を大切にする!」と強く決意しただけでなく、
病気がきっかけで「健康を大切にする」という目標が、私にとって何よりも価値のある目標になったのです。
「痩せたらいいな」は私にとって、ただの願望でした。
同じ「痩せたい!」という目標でも、そこに強い理由を持っていた人、つまりその目標の価値が高かった人が、成功していた人たちのだと気が付きました。
毎日コツコツと続けてきた結果、しばらく気にもしていなかった体脂肪率に、最近ついに変化が出始めたときはとても嬉しかったです!
結果は、必ずその行動の後についてきます
新年の抱負が続かない理由も同じ
前回触れた、どうして新年の抱負が続かないのかは、これと同じ理由だと思っています。
私も、もはや毎年恒例のように「今年はジムに通う!」と誓っては、挫折を繰り返していました。
だって正直、1月1日にそう決める理由が、「新年だから」。
あ~もう絶対続かないやつってわかるでしょー!(笑)
本当にジムに行く「必要」を感じるほど、行こう!変わろう!と思っていら、正月は待っていなかったでしょう(笑)
ちなみに、私が通うジムでも、1月は新しい顔ぶれで混み合うんだけど、2月になるといつもの顔ぶれにもどります。
そしてこの新しい顔ぶれは、また初夏に溢れます(笑)
私もその一人だったー!(笑)世界共通あるあるー!(笑)
少しだけ、目標設定の話
ただ、新年の抱負のような目標設定において、理由と同じく大切なのは、その目標が具体的かどうかも大切。
このブログのメッセージからは少し逸れるので、誤解のないように簡単にふれておきたいと思います!
例えば「今年こと痩せるぞ!」だけでは、いつまでに、どれくらい、どうやって経過や達成を知るのか…などなど、
具体的な情報が何も含まれていません。
これでは達成できないのも納得。だってどうしたら良いかわからないもん!
実際に目標を立てる時には、S.M.A.R.Tの法則というのを意識することも知っておくと良いですよ。
S.M.A.R.T
Specific(具体的):その目標は明確で具体的?
Measurable(測定可能):どうやって達成したことを知るの?どうやって経過を測るの?
Actionable/Achievable(行動・達成可能):その目標は自分の行動範囲内?達成可能なもの?
Realistic(現実的):その目標は現実的?意味のある目標?
Time Defined(期限):いつまでに達成するの?
ただ今回は、私がどうやって「自分に正直に生きる」と決めて、実際に一歩を踏み出して続けられているのかの話。例に挙げた新年の抱負などの目標設定とは少し違うので、SMARTの詳しい説明は別の記事にとっておきます。
とにかく現状を変えたい!場合→ まずは決断をする!
それがゴールのある目標の場合→ SMARTを使った具体的な目標設定をする!
どちらにも大事なのは、「なぜ」そうしたいのか・目標の価値を考えること!
じっくりと理由を考える・理解する
私はカナダに来る前、愛知県の大手工作機械メーカで機械エンジニアとして8年間働いていました。
製造業で学ぶトヨタ生産方式の一つ「なぜなぜ分析」が、私は大好きです(笑)
トヨタが考案したこの手法は、問題の根本原因を突き止めるために「なぜ」を5回繰り返すというものです。
そこまで考えれば、本当の、隠された原因がわかるでしょうというもので、必ずしも5回に拘る必要はないと理解しています。
逆に、そこまでじっくり考えないと、根本の原因にはたどり着けないよ、ということですね。
英語でも「5 Whys」という名前で知られていて、カナダの会社でも4年間ずっと使っていました!
そんな環境で長く働いていたのが役に立ったのか、この思考法は、自然と目標設定にも応用していたと思います。
表面的な答えで終わらず、しっかり理由を考える・理解することが大切
目標達成の時点で、失敗が明らかな目標なんてもったいない!
今後の予告
目標を達成するためには、強い理由だけでなく「感情」も重要な要素です。
どこかでそのお話をしたいと思います!
今日は、自分の目標・決断を振り返ってみましょう!
過去に達成した目標と、途中で諦めてしまった目標にはどんな違いがありましたか?
それぞれの目標を立てたときの「理由」は何でしたか?
その目標は、あなたにとってどれくらい価値のある目標でしたか?
もし今新しい挑戦があれば、その目標についても考えてみましょう!
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